赤川花火と片貝花火

私の中での今年の二大花火大会観覧が終わりました。

今年で、赤川花火が6回目で片貝花火が3回目。
そんな感想をちょっと。

赤川花火(山形県鶴岡市)が8月の第三土曜固定になって二年目。今回は桟敷席を購入して場所を確保♪ちょっとのんびり17時頃到着です。
天気予報がずーっと変わらず雨だったのですが、道中から殆んど雨に当たらず♪
なんたる強運(^-^)
友達夫婦との花火ツアーだったのですが、「最強四人組!」なんて言ったりして~

でも、夏には風の弱い地域。微風の風下予報は当たってしまい…、う~ん仕方ない(^_^;)
花火観覧には「風」が重要です。花火師の方々が、魂込めて作られた作品の色や形を存分に受けとめたいんですが、
「ミュージカルワイドスターマイン」が見どころの赤川花火!スピーカーの位置や花火のシャワーを受け止めれる場所、
それと風上の位置取り。毎回迷ってしまいます(^_^.)

オープニングからエンディングまで計4回の「ミュージカルワイドスターマイン」があるのですが、昨年に引き続き
長野のクラシックが得意な有名煙火店さま、長野の新進気鋭?の煙火店さま、愛知のいつも愉快な花火を披露される煙火店さまと、
今年は新潟の老舗煙火店さまが担当されました。
曲調に合わせて上がる様々な花火。曲決めから花火構成、花火作りと試し打ち。完成度から花火師の方々の苦労と喜びが伝わってきます!
「もうやめて~♪」というくらいの花火のシャワー!毎年のように観客の期待を超える花火を準備するってスゴイ!
赤川
残念ながら風下にて煙の影響を受け、繊細な色使いや形を受け止められなかったのですが・・・「担当煙火店が変わる楽しみもある赤川花火!」
来年新しいテイストの花火にまた期待したい!ところでした。

片貝花火(新潟県小千谷市)は毎年9月9日・10日の固定開催。今年も初日にお邪魔しました。
片貝花火は「世界一の四尺花火」が上がる事で有名ですが、正式名称「浅原神社秋季例大祭奉納大煙火」。江戸時代中期以前から続くお祭りです。
私が魅了されたのは片貝の人びとが花火と共に生きている事。片貝中学校を卒業した同級会が、成人・33歳・42歳・50歳・還暦と、集まってお金を出し合い花火を奉納します。おそらくになりますが、子供の頃から大人の祭りでの勇士を見て育ち、成人の年に「憧れや奉納の機会に辿り着いた想い」が爆発!(^O^) 手作りの山車を囃子ながら町内を練り歩きます。若者の溢れるパワーと満面の表情に思わず涙してしまいます(最近涙腺ゆるい?)
きっと、町を出た人も帰省して花火を奉納するのでしょう。そんな仲間との喜びの姿にも「私の祭りに対する憧れの気持ち」が反応しちゃうみたいで(^_^;)

花火は、他の大会と一線を画します。スポンサーは「花火を奉納したい人」。お子さんの誕生祝い、結婚祝い、家内安全、健康祈願、物故者追善供養など、人々の想いが打ち上がります。
尺玉、スターマインが上がるのですが、私が好きなのは「色使いの潔さ」。連発のスターマインでは「単色の花火を打ち続ける」事が多いのです。
どこの花火大会も「鮮やかさ」が優先されてると感じるのですが、一色のみの「艶やかさと儚さ」が、奉納者の想いとして伝わってきます。
片貝14年
今年は、21時打ち上げの「日本一の三尺玉」(三尺玉は上空で600mに広がります)の爆裂音!を身体に染み込ませて会場を後にしました(朝から動いて体力の限界っ(*_*))
今年の四尺はどうだったんだろう?また来年?の楽しみにする事にしました~(折角だから観ろよ~って感じ?)

この二大花火大会。両極にある様な花火ですが、花火の良さを感じるお勧めの祭りですので、機会あれば是非♪

出羽の地へ

先々週の土日に、山形県鶴岡市を訪れて「赤川花火大会」を観覧してきたのですが、今回は花火ではなく羽黒の地域について少々…

ご存じの方も多いとは思いますが、出羽三山は山岳信仰の地として有名で、玄関口である羽黒山の麓には「信仰者が泊まる宿坊」が数多くあります。

今回この宿坊に、花火終了後泊まってきたのです(^-^)

実は古くからの友人の家が宿坊を代々やっていまして、何度かお世話になっているのですが2年ぶりの訪問です♪
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(写真を撮り忘れたので、パンフレットで宣伝っ(^_-))

私は山伏でも無く、月山へ信仰の為に登る者でも無いのですが「普通に宿泊」して良い所の様です。
(私も昔は、一般人?が泊まってはいけないのかと思ってました(^o^;))

そして宿泊者にとって、とても「有り難いこと」が2つあります。
ひとつは、朝に「ご祈祷」があって、宿泊者の祈願をしていただけるのです。
人間生きていると、色々な悩みや想いを持ってますよね・・・朝から心が清められる感じです。

そしてもうひとつは、「精進料理」を食する事ができるのです。
精進料理と聞くと、「修行の為の質素な食事」をイメージするかもしれませんが、これが違うんです(^-^)v
洗練された味付けに、ものすごく手間ひまかけた一品一品がお膳に並びます。(ある一品は30工程の手間をかけてるとか・・・ひぇ~すごいっ)
山の幸を様々な手法で活かす、よく噛んで味わいたくなる「温もりある料理」でした。

ホンモノの栃餅の香りと食感が美味しかったぁ~(^^)d

今回の旅、友達夫婦が一緒だったのですが、初めての宿坊にとても感動し「こんな美味しい精進料理初めて食べた♪」と絶賛でした(^-^)  なんか嬉し♪
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(お食事だけでもできる様です)

翌日、羽黒山の国宝五重塔や山頂にある三神合祭殿をお参りしてきたのですが、脈々と続く歴史と信仰の地を自分の足で感じる事の大切さ…
この日本の信仰は「自然崇拝」が根本である様ですが、また改めてこの地をひとり訪れ、ゆっくり自分と向き合ってみたいと思わせてくれる地でした。(いずれは月山山頂へ?(^_^.))
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私は旅行代理店では無いですが、訪れて泊まってみたい方は是非!

しめ縄作り

先月、焙煎所としてお借りしている地域の草刈りにお邪魔した際、夏のお祭りがある事を聞いたので、再びお手伝い?に行ってきました。

「山神さま」を奉ってある、御神木と鳥居に掛ける「しめ縄」2本を男衆で作り上げる、一年に一度の大切な行事。

私に出来る事なんて余り無いと思うのですが、単純に興味と憧れがあったのです。

祭り前夜からの作業になるらしく、おおよその時間にお邪魔したら、「ちょうど人手が足りなかったんだぁ」と嬉しい反応(^-^)

男衆三人がしめ縄を編むのを動かない様に「押さえる役目」を賜りました♪
しめ縄作り

3本の稲藁を右側にひねりながら、太さを考え藁の量を調整。二度編みと三度編みを、長さを考えながら巻いていく様で、押さえながら興味津々♪で見ていましたが、理屈がよくわかりません(^_^;)

2~3度編んでは、藁紐を「男結び」という結び方で止めていきます。何度見ても覚えられず…
今度教えてもらおーっと(^-^)

2本結び終えたら、ハサミで毛羽立つ藁をカットカット♪これも地域の人の手際の良さの凄いこと~

お邪魔してから二時間程で終了~
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翌日のお祭りは、女衆のみだとか…。地域によって様々な習わしがあるものだなぁ~と知り、また良い経験ができました。
地域の皆さん、お邪魔しました!(^^)d

花火の色合い

いよいよ8月夏本番!
全国の市町村で、大小たくさんの花火大会が開催される季節ですね。

花火の色ですが、近年カラフルになってきてる事に気づいてる方もいるかと思います。
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そんな話しをちょっと小難しく…

日本の花火は江戸時代から盛んになってきた様ですが、その時代からの花火を「和火」と呼び「木炭・硫黄・硝石」を混ぜた黒色火薬、橙色の炎の様な色合いの花火のみ。
燃焼温度も1700℃程で、明るい場所では見えにくいのですが、単色の和火も味わい深いものです。

それから明治に入り、文明開化の波で「洋火」の時代に移り変わってきたようで、「塩素酸カリウム」が輸入され始めたことで燃焼温度2000℃以上が可能になり、「はっきりした赤や緑色など」を出す事ができるようになった花火の大変革期だった様です。

昭和に入り、戦時中はご想像にお任せするとして、戦後からは様々な金属化合物が作られるようになり、「マグネシウムやマグナリウム」が使われ始めた近年では、燃焼温度が2500~3000℃になり、眩い光りを放つ事に…

「化学」を学んだ頃をちょっと思い出して…

赤色…ストロンチウム化合物
黄色…ナトリウム化合物
緑色…バリウム化合物
青色…銅化合物
白色…マグネシウム・アルミニウム

なんて、難しい事を覚えるって話しでも無いんですが、「あ~、色んな金属化合物が混じって色が出てるんだなぁ」
「おっ、黄色だからナトリウムが入ってるな」なんて観るのも「ひとつの楽しみ」だと思うのです(ちょっとマイナーでしょうか?(^_^;))
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花火師の方(煙火店)が、毎年新しい色に失敗を繰返しながら挑戦してたりするはずで、
近年の「眩いパステルカラー」の発色温度ってかなり高温で技術的にも簡単では無さそうですから、「あっ、眩しい光だから3000℃くらい?何が混ざってるんだろ~?見たことない色だなぁ~、凄いなぁ4回も色が変化した!」なんて、「作り手の想い」を感じてみたりして(*^_^*)

花火って、音や形だったり連発のスターマインの迫力だったり、皆さんが「スゴく良かった~楽しかったぁ」って思える事が一番ですよね。でもたまに、こんな事を頭の片隅に置いて花火を楽しめたら、またひとつ素敵かと思うのです。

草刈り機デビュー

今日は、日頃焙煎所として場所をお借りしている地域の、草刈りのお手伝いに行ってきました。

夏に向けて、日に日に伸びてゆく草たち。
気になってはいたけれど、鎌を使って刈るには気の遠くなる広さで(^_^;)

地域の皆さんで作業する今日の日を聞きつけ、微力ながらの参加です。

しかも、昔からやってみたかった草刈り機!
男の仕事!
「かっけぇ~なぁ~」となんか心引かれてたのです。

歓迎の?新品草刈り機を準備しててくれて、簡単に操作を聞いて作業開始!

「コツってあるんすか?」と聞いたら、「横に振ればいいんだぁ」みたいな…、体で覚えろって事っすね…何事も(^o^;)

間違って足刈るなよ~♪なんて話しだったので、若干慎重にスタート!
ん~、エンジン音がたまらん♪

石が回転刃で飛んだり、硬いものに刃が弾かれるので気をつけつつ…

背丈程まで伸びた桑の木なんかもあったので、高回転でズバッザバッ♪
草がからんだり引っ掛かったりでしたが、初級者なりに進め…

今日は雨天決行との事でして、作業開始からどしゃ降りのスコールに(>_<) 慌ててカッパを着ても、殆ど意味なし。 長靴の中から下着までびちゃびちゃ(T-T) (持ち場の草刈り後。刈ってある様に見えない?(笑)) DSC_0364

一時間もしないうちに、今日はもうヤメって事になり…
途中参加の私が行ってからのスコールでして…
「雨男」という事で話しがおさまり^o^;)

先ずは無事?デビュー。地域の皆さんありがとうございました。