花火の色合い

いよいよ8月夏本番!
全国の市町村で、大小たくさんの花火大会が開催される季節ですね。

花火の色ですが、近年カラフルになってきてる事に気づいてる方もいるかと思います。
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そんな話しをちょっと小難しく…

日本の花火は江戸時代から盛んになってきた様ですが、その時代からの花火を「和火」と呼び「木炭・硫黄・硝石」を混ぜた黒色火薬、橙色の炎の様な色合いの花火のみ。
燃焼温度も1700℃程で、明るい場所では見えにくいのですが、単色の和火も味わい深いものです。

それから明治に入り、文明開化の波で「洋火」の時代に移り変わってきたようで、「塩素酸カリウム」が輸入され始めたことで燃焼温度2000℃以上が可能になり、「はっきりした赤や緑色など」を出す事ができるようになった花火の大変革期だった様です。

昭和に入り、戦時中はご想像にお任せするとして、戦後からは様々な金属化合物が作られるようになり、「マグネシウムやマグナリウム」が使われ始めた近年では、燃焼温度が2500~3000℃になり、眩い光りを放つ事に…

「化学」を学んだ頃をちょっと思い出して…

赤色…ストロンチウム化合物
黄色…ナトリウム化合物
緑色…バリウム化合物
青色…銅化合物
白色…マグネシウム・アルミニウム

なんて、難しい事を覚えるって話しでも無いんですが、「あ~、色んな金属化合物が混じって色が出てるんだなぁ」
「おっ、黄色だからナトリウムが入ってるな」なんて観るのも「ひとつの楽しみ」だと思うのです(ちょっとマイナーでしょうか?(^_^;))
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花火師の方(煙火店)が、毎年新しい色に失敗を繰返しながら挑戦してたりするはずで、
近年の「眩いパステルカラー」の発色温度ってかなり高温で技術的にも簡単では無さそうですから、「あっ、眩しい光だから3000℃くらい?何が混ざってるんだろ~?見たことない色だなぁ~、凄いなぁ4回も色が変化した!」なんて、「作り手の想い」を感じてみたりして(*^_^*)

花火って、音や形だったり連発のスターマインの迫力だったり、皆さんが「スゴく良かった~楽しかったぁ」って思える事が一番ですよね。でもたまに、こんな事を頭の片隅に置いて花火を楽しめたら、またひとつ素敵かと思うのです。

花火の色合い」への2件のフィードバック

  1. 夏生まれの私は暑くてバテそうになりそうだけど、やっぱり夏は好きですね~
    楽天の「花火」も中々なんですよ~☆
    昔、石巻の川開きの花火大会に行って観た花火はなぜか忘れられず8月1日は懐かしいですね~
    若き頃はねぇ(*^^*)
    楽しかったですよね~
    まだまだ暑さは続くけど、マスターが煎れたcoffee飲んで暑い夏を乗り切るかなぁ♪
    美味しいcoffeeと美味しいcakeをまた頂きに行きま~す☆
    とても、落ち着く雰囲気の良いお店に癒されちゃいますねぇ(*^▽^)/★*☆♪
    「あらあらかしこ」観なきゃ!

  2. ak723さん、コメントありがとうございます♪
    花火って、観た時の雰囲気とか印象が心の中に残るものですよね。

    石巻川開き花火大会は、宮城ではワイド打ちが観れる貴重な花火大会でした…。
    先の震災後、昔の会場だった中瀬に場所を移し、花火の本来の打上げる意味でもある「追悼、鎮魂」の想いを贈るものになっている様ですね…

    私も以前訪れた時の良い思い出があります。

    もうすぐお盆、仙台の短い夏を素敵に過ごして良い思い出をつくりたいものですねぇ(^-^)

    またお店に涼みにお越しください(^^)d

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