珈琲の幸せ

9月になりました。もうすぐ本格的に珈琲が飲みたくなる季節が来ますね。
今回は、珈琲の魅力のひとつ「香り」について。

実は、焙煎人が密かに楽しんでる香りがあるんです。

●生豆の時は「青くさい草のような」香りなのですが、生豆によって微妙に違いますし、経時変化していきます。これがいつも嗅いでいると、たまらなく好きになってきちゃいます(*^^*)

焙煎作業のとき。

●水分が抜けきて狐色に…「ほっくり芋を蒸してる様な」ほのかな甘みの香り。
●焼き色がついてきてアーモンド色…「カラメル感のある」イキイキした香ばしい甘み。
●パチパチパチっと豆が弾ける(ハゼと言います)…「いよいよコーヒーらしく」ツンと揮発成分を伴った若いコーヒー感。
●煙りが漂い始めて…「ドンドン深みを増す色合い」苦味成分が増えていく新鮮豆の香り。
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(ざ~っと煎りあがり)

そしてコーヒーを淹れるとき。
ここからは皆さんも楽しんでる時間♪

●豆を粉(メッシュ)にするミル…「フワーっと空間に広がる」芳醇なコーヒーベース味の「まるで芳香剤」
●お湯を注ぎ始めて…「蒸気とともに立ち込める」その豆が持つ個性の香り。そして数十秒後に一瞬の甘いカカオ感。

いよいよカップへ。

●飲む寸前にカップから立ち込める…「味の想像へと誘う幸せの香り」
●口にした時…様々な味の広がりの後に、鼻から息を抜いた時に香る「苦味と甘みの余韻」
●飲み干した後…カップに残る「ちょっとマットな香ばしさ」
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こんな沢山の香りが楽しめる、コーヒーって凄いなぁ♪

皆さんが感じている「幸せの香り」が、もっと沢山あるのかも?(^-^)

月に一度の大掃除

一昨日、お店のマスター業もお休みだったので、ゆっくりお昼頃に山の焙煎所へ向かいました。

良いのか悪いのか、焙煎作業もさほど忙しくなかったので、「ど~れ、キレイにすっかぁ」とスタート♪

まずは週に一度くらいにやる、床掃き作業。
「木の板の床」って、小学校の体育館に敷かれてた様な…。
T字型のホウキを持った感触が懐かしく、隅から埃を集める動きが、小学校の掃除当番で放課後教室を掃いた、「あの時」の記憶なんです(^-^)

スイスイ身体が動きます!人間の身体で覚えた記憶ってホント凄いなぁ~なんて思ってみる。

次は本番の焙煎機清掃。

生豆から珈琲豆に仕上がるには、沢山のチャフが(豆の薄皮の様なもの)出るのですが、至るところに付着するんです。
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(掃除前、黄色い粉の様なもの)

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(掃除後、ちょっとスッキリ)

もっと大きな皮のカスだったりがホントあちらこちらに…

煙突の詰まりなんかも、焙煎作業や味に影響するので、結構大事なお仕事なのです(^^)d

小型焙煎機につき、一時間程で作業しゅ~りょ~(^-^)

さ~て、スッキリ爽やかな気持ちで焙煎開始!

なんとなく「爽やかな味わい」に仕上がった様な(*^^*)

今日は過集中焙煎日。

本日はお店のマスターも休みだったので、のんびり焙煎日のつもりでした。

焙煎機導入以前は、ユニオンサンプルロースター(手廻しロースター)でせっせと煎ってたものですから、
楽になるものとばかり思ってたのです。

少し前には気づき始めてたのですが、体は疲れなくなったのですが、頭が疲れるのです。

今日の天気・気温・湿度だから火力を0.1調整して・・・
投入温度を5℃下げて・・・
あれっ、意外に温度下がる! ん?上昇鈍いぞ? 1ハゼ早く来てくれ~

などなど、焙煎機の計器を見たり調整したり、豆の匂いや様子を逐一観察です・・・
3~4時間過ぎると、頭が良い感じで疲労してます。

そんな時は「高原の焙煎所」の外の空気にあたって深呼吸。
今日はしっとりとした草の匂いとひんやりゆっくりながれてくる風。ヤマガラ?の声も春先より綺麗に響いてきました。
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焙煎の諸先輩方も通ってきた道でしょうが、これは後々職人技になってくるんでしょうね。
それぞれ造りたい味があって、でもなかなかそこまではいかなくて、
でも突然ものすごくウマイ仕上がりに出会えて、それを再現しようとして「珈琲豆の反撃」をくらって・・・

悩むけど、ますます楽しくなりそうです。

そういえば、焙煎日記のトップに「ときどき花火」とあります。
私の趣味のひとつなのですが・・・やっぱり「珈琲」と「花火」は似ている!

そんな事を後日にでも。

珈琲を焙煎し、淹れる日々が始まります。

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Norahは、小さな珈琲焙煎所。

3年程、自宅で細々と焙煎してきましたが

さすがに煙害が…(苦情は来てませんが、マズイかなと自主規制)

ということで今年の春からは、仙台の高原の某所をお借りして焙煎をしてきました。

いろいろと環境の変化著しい2014年なのですが、なんとさらに

 

6月7日(土)から、仙台市一番町のCafe & Bar The 1965で

パートタイムマスターになることに♪

 

早朝から高原に出掛けて珈琲豆を焙煎し

煎りたて珈琲の香りに包まれながら

にぎりめしを頬張りつつ下界に車を走らせ

途中、家に立ち寄ってハンドピック(豆の選別)

そして昼前に店にたどりつき(もう、這々の体)

ビシッと気合いをいれて

珈琲を淹れる

そんな毎日が始まります。

 

当分の間は週6日(13時〜17時)まで店に立ち

しばらくしたら、日・月・木・金(13時〜17時)の勤務になります。

お近くにお越しの際は、ぜひお立ち寄りください。

Cafe & Bar The 1965