珈琲とJazz

数年前からボチボチJazzのCDを集め始めました。

昔通った喫茶店や時々訪れたBarで、静かに流れてたJazz♪
その頃は何もわからず「なんか格好いい、そんな空間にいるのが大人なお洒落」みたいに思ってたくらいでした(*^^*)

Jazzにも、私の師匠というかJazz好き友達が居て、もう10年近く前に「マイルスデイビスのkind of Blue」のCDをプレゼントしてもらってたのですが、そん時は全然身体に染み込んで来ず、暫く眠ってました…お師匠さん、ゴメンなさい(^_^;)

不思議なもので、今は毎日時間があると、何枚も聴きながら暮らしてるのですが、始まりは焙煎を自宅でしながら「いつか自分のお店をやりたい想い」と「1冊のJazz本」を買った事でした。
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イメージするお店が、昔通った喫茶店や珈琲店。美味しい珈琲(自画自賛?)を飲みながら、ゆっくり過ごせる空間には、やはりJazzだな♪

これって何なんだろ?

「いろんな人が聴いても邪魔にならない音楽性?」
「珈琲好きはJazz好き?でも初めて組み合わせたのって誰?」
「クラシックには無い、人間臭い自由と個性が楽しい空間を創るから?」
「お酒にも合うJazzだから、ニューオーリンズでの発祥の歴史?」
「珈琲の苦さの旨味がわかる、大人な飲み物だから?」
「人生色々経験した大人が、独り思案する空間を邪魔しない、人間味ある音楽性?」

やはり、大人な空間に合うのは間違いないな…なんて思うんです(^-^)v

1冊の入門書を読みながら「ピアノはやっぱビル エヴァンスかな」「次のピアニストはバド パウエルにしてみよ♪」「kind of blueに参加してるコルトレーン買ってみよ」なんて、徐々にCDを集め出して楽しくなってきたのでした~(ちょっと収集欲もあり?(^-^;)

ひと月に2枚くらいずつ買いためたCDも、60枚程になりました。
Jazzの歴史を徐々に知りながら、益々奥深さに楽しくなってます♪

ピアノからトランペットそしてヴォーカルと、その時々で響いてくるのが変化してきます。

私より詳しい方は沢山いらっしゃいますが、これからもまた、Jazz話しに触れてみよ~っと(^-^)

珈琲の幸せ

9月になりました。もうすぐ本格的に珈琲が飲みたくなる季節が来ますね。
今回は、珈琲の魅力のひとつ「香り」について。

実は、焙煎人が密かに楽しんでる香りがあるんです。

●生豆の時は「青くさい草のような」香りなのですが、生豆によって微妙に違いますし、経時変化していきます。これがいつも嗅いでいると、たまらなく好きになってきちゃいます(*^^*)

焙煎作業のとき。

●水分が抜けきて狐色に…「ほっくり芋を蒸してる様な」ほのかな甘みの香り。
●焼き色がついてきてアーモンド色…「カラメル感のある」イキイキした香ばしい甘み。
●パチパチパチっと豆が弾ける(ハゼと言います)…「いよいよコーヒーらしく」ツンと揮発成分を伴った若いコーヒー感。
●煙りが漂い始めて…「ドンドン深みを増す色合い」苦味成分が増えていく新鮮豆の香り。
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(ざ~っと煎りあがり)

そしてコーヒーを淹れるとき。
ここからは皆さんも楽しんでる時間♪

●豆を粉(メッシュ)にするミル…「フワーっと空間に広がる」芳醇なコーヒーベース味の「まるで芳香剤」
●お湯を注ぎ始めて…「蒸気とともに立ち込める」その豆が持つ個性の香り。そして数十秒後に一瞬の甘いカカオ感。

いよいよカップへ。

●飲む寸前にカップから立ち込める…「味の想像へと誘う幸せの香り」
●口にした時…様々な味の広がりの後に、鼻から息を抜いた時に香る「苦味と甘みの余韻」
●飲み干した後…カップに残る「ちょっとマットな香ばしさ」
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こんな沢山の香りが楽しめる、コーヒーって凄いなぁ♪

皆さんが感じている「幸せの香り」が、もっと沢山あるのかも?(^-^)

オンラインショップOPEN

本日、私どもNorahにとって待望のオンラインショップができました。

パートナーが、コツコツ試行錯誤しながら作り上げました(^O^)
これからも逐一カスタマイズしながら、充実したサイトにしていきたいと思っております。

「暮らしの小物」シリーズは、今後徐々に取り揃えてまいります。
今まで出会った方々が作られた「温もりのある生活小物」や、私どもが「触れていたいと思う素敵な小物」を考えています。

珈琲豆も色々楽しんでいただきたいとの考えもあり、新しい豆もその都度紹介していきます。

皆様の「素敵なコーヒーライフ」のお手伝いができる様、珈琲豆ひと粒ひと粒に向き合って美味しいコーヒーをお届けしたいと思っておりますので、ご愛顧の程宜しくお願い申し上げます。

Norah 三塚 和将

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憧れの珈琲店

子供の頃に珈琲という飲み物に憧れ、大人になり通い始めた喫茶店。
ダークなごげ茶色の店内に、レトロなコーヒー器具、漂うコーヒーの香りと煙草の煙り。エプロン姿の寡黙なマスターが、ゆったりした時間をつくり出していました。
そんな喫茶店への憧れと想いが、珈琲屋になる元になったのですが、「自分が好きな珈琲の味を探す旅」は何年か続きました。
何処に出掛けるにも「自家焙煎店」や「名店の匂い」のするお店に立ち寄り、
「なるほど~この後味は好きだなぁ」とか「舌の上で甘みに変わるこの感じ~」なんて、メモと記憶に留めていました。

そんなある日、東京の珈琲店めぐりの最後に立ち寄ったのが「大坊珈琲店」。
何も知らないとは、今思えば怖いもの知らずだったのですが、店主がネルドリップしている目の前に座り、観すぎるのも失礼かとチラチラと♪しかも、私も家で焙煎してるんです~なんて話しかけて(^o^;)

そんな素人の私に、ちょっと違うよという感じながら、でも私の質問に「少しの大切な答え」をくださいました。
初めて訪れたのに「そんな気にさせない雰囲気とダークブラウンの店内」 そして「ひとつひとつのセンスと歴史を重ねた匂い」

今自分が何処に居るとか気にもせず、ゆったりとした時間を過ごせました。

そのまま仙台に帰ろうと東京駅を歩いているとき、ふと「舌の奥と喉のまわりにビターチョコの様なカカオ感」が漂ってました。
一時間近く経っても感じた珈琲の味わい…一生忘れません。

昨年末に惜しまれつつ閉店された「大坊珈琲店」。
閉店前に再び訪れ、自分の中に感じるものを再確認できました。

そしてまた、先日出版された「心のバイブル」。
これからふとした時に、ページを捲る事になりそうです。
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今まだ遠い憧れの味ですが、いつか少しでも…。

オーダーメイド

昨日から暑くなり始めた仙台。
やはりアイスコーヒーのご注文も増えました。

お店ではシングルオリジンで、甘みと苦味のアイスコーヒーをお出ししているのですが、

お客さまから「苦いの苦手なのですが、華やかなコーヒーでアイスコーヒー作っていただけます?」とご要望賜り…

夏に向けて「爽やかなアイスコーヒー」を自宅で試作してたものですから、よっしゃー♪なんか嬉しい!

ブラジル深煎りベースに、キリマンジャロとマンデリンを少々。明るい酸味の効いたアイスの出来上がり♪
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「飲みやすかったです♪」との感想をいただき、思わず笑顔(^-^)

そしてまた、キリマンジャロをアイスコーヒーに♪のお客さまも(^O^)

アイスコーヒーだから、深煎りの苦味って事でもないんだなぁ~と、教えてもらっちゃいました♪

これからも、色んな要望に答えていけたら、より楽しく腕を磨けるなぁ~なんて思えた1日でした。