先日お店「The 1965」に、地元情報番組「あらあらかしこ」のテレビ取材が来ました。
「あらかしガールズ?」のモデルさんの食リポートで、とても華やかな撮影時間でした(^-^)
私は残念ながら?トークをしてませんが、コーヒードリップしているシーンを撮られたので、映ってしまうかもしれません(^_^;)
8月16日(土)AM10:30頃~仙台放送「あらあらかしこ」での放映予定です。
いよいよ8月夏本番!
全国の市町村で、大小たくさんの花火大会が開催される季節ですね。
花火の色ですが、近年カラフルになってきてる事に気づいてる方もいるかと思います。
そんな話しをちょっと小難しく…
日本の花火は江戸時代から盛んになってきた様ですが、その時代からの花火を「和火」と呼び「木炭・硫黄・硝石」を混ぜた黒色火薬、橙色の炎の様な色合いの花火のみ。
燃焼温度も1700℃程で、明るい場所では見えにくいのですが、単色の和火も味わい深いものです。
それから明治に入り、文明開化の波で「洋火」の時代に移り変わってきたようで、「塩素酸カリウム」が輸入され始めたことで燃焼温度2000℃以上が可能になり、「はっきりした赤や緑色など」を出す事ができるようになった花火の大変革期だった様です。
昭和に入り、戦時中はご想像にお任せするとして、戦後からは様々な金属化合物が作られるようになり、「マグネシウムやマグナリウム」が使われ始めた近年では、燃焼温度が2500~3000℃になり、眩い光りを放つ事に…
「化学」を学んだ頃をちょっと思い出して…
赤色…ストロンチウム化合物
黄色…ナトリウム化合物
緑色…バリウム化合物
青色…銅化合物
白色…マグネシウム・アルミニウム
なんて、難しい事を覚えるって話しでも無いんですが、「あ~、色んな金属化合物が混じって色が出てるんだなぁ」
「おっ、黄色だからナトリウムが入ってるな」なんて観るのも「ひとつの楽しみ」だと思うのです(ちょっとマイナーでしょうか?(^_^;))
花火師の方(煙火店)が、毎年新しい色に失敗を繰返しながら挑戦してたりするはずで、
近年の「眩いパステルカラー」の発色温度ってかなり高温で技術的にも簡単では無さそうですから、「あっ、眩しい光だから3000℃くらい?何が混ざってるんだろ~?見たことない色だなぁ~、凄いなぁ4回も色が変化した!」なんて、「作り手の想い」を感じてみたりして(*^_^*)
花火って、音や形だったり連発のスターマインの迫力だったり、皆さんが「スゴく良かった~楽しかったぁ」って思える事が一番ですよね。でもたまに、こんな事を頭の片隅に置いて花火を楽しめたら、またひとつ素敵かと思うのです。
子供の頃に珈琲という飲み物に憧れ、大人になり通い始めた喫茶店。
ダークなごげ茶色の店内に、レトロなコーヒー器具、漂うコーヒーの香りと煙草の煙り。エプロン姿の寡黙なマスターが、ゆったりした時間をつくり出していました。
そんな喫茶店への憧れと想いが、珈琲屋になる元になったのですが、「自分が好きな珈琲の味を探す旅」は何年か続きました。
何処に出掛けるにも「自家焙煎店」や「名店の匂い」のするお店に立ち寄り、
「なるほど~この後味は好きだなぁ」とか「舌の上で甘みに変わるこの感じ~」なんて、メモと記憶に留めていました。
そんなある日、東京の珈琲店めぐりの最後に立ち寄ったのが「大坊珈琲店」。
何も知らないとは、今思えば怖いもの知らずだったのですが、店主がネルドリップしている目の前に座り、観すぎるのも失礼かとチラチラと♪しかも、私も家で焙煎してるんです~なんて話しかけて(^o^;)
そんな素人の私に、ちょっと違うよという感じながら、でも私の質問に「少しの大切な答え」をくださいました。
初めて訪れたのに「そんな気にさせない雰囲気とダークブラウンの店内」 そして「ひとつひとつのセンスと歴史を重ねた匂い」
今自分が何処に居るとか気にもせず、ゆったりとした時間を過ごせました。
そのまま仙台に帰ろうと東京駅を歩いているとき、ふと「舌の奥と喉のまわりにビターチョコの様なカカオ感」が漂ってました。
一時間近く経っても感じた珈琲の味わい…一生忘れません。
昨年末に惜しまれつつ閉店された「大坊珈琲店」。
閉店前に再び訪れ、自分の中に感じるものを再確認できました。
そしてまた、先日出版された「心のバイブル」。
これからふとした時に、ページを捲る事になりそうです。
今まだ遠い憧れの味ですが、いつか少しでも…。
昨日から暑くなり始めた仙台。
やはりアイスコーヒーのご注文も増えました。
お店ではシングルオリジンで、甘みと苦味のアイスコーヒーをお出ししているのですが、
お客さまから「苦いの苦手なのですが、華やかなコーヒーでアイスコーヒー作っていただけます?」とご要望賜り…
夏に向けて「爽やかなアイスコーヒー」を自宅で試作してたものですから、よっしゃー♪なんか嬉しい!
ブラジル深煎りベースに、キリマンジャロとマンデリンを少々。明るい酸味の効いたアイスの出来上がり♪
「飲みやすかったです♪」との感想をいただき、思わず笑顔(^-^)
そしてまた、キリマンジャロをアイスコーヒーに♪のお客さまも(^O^)
アイスコーヒーだから、深煎りの苦味って事でもないんだなぁ~と、教えてもらっちゃいました♪
これからも、色んな要望に答えていけたら、より楽しく腕を磨けるなぁ~なんて思えた1日でした。